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拘りの人の拘りを聞く「拘りの鉄」

第34回 「ヒロイン陵辱」 SAD氏




ヒロイン陵辱

最初に少し考察



皆様はじめまして
X-rated search管理人のDAI様からこの企画への参加を誘って頂きました 〔 Launch Window 〕のSADと申します。

さて、今回いわゆる『ヒロピン』こと『ヒロイン・ピンチ』に関する事柄を中軸とした御題についての拘りを述べさせて頂く機会をDAI様の方から頂戴し、改めて色々考えてみたのですが……
最初にお断りしておきますと、SADは昨今Webを中心に時々見かけるようになった『ヒロピン』という和製英語は殆ど使用していません。
という事で、コラムのお題もいちよは『ヒロイン陵辱』ですが、この方面への絵に対しSAD自身は大抵の場合は単なる『18禁絵』と呼称しています。(我ながら実もフタもないですが…)
ヒロピンという語感が好みでは無い事も有るんですが、何よりSAD的には独立ジャンルとして成立し得るものなのか、少々疑問だからです。

広義的には『ヒロイン=女主人公』がトラブルに巻き込まれるシチュエーションであれば、学園ヒロインが通学途中に自転車がパンクして困っただけでも、至高の女神が悪魔の手で絶体絶命の危機に晒されようと全てが『ピンチ』でしょう。
この分野自体はDamsel in distress(ダムゼル・イン・ディストレス 略称DID)と呼ばれる危機に陥った女性をモチーフとして、ギリシア神話のアンドロメダ以来、人類の歴史で連綿と続いてきた(笑)テーマです。
狭義的(この境界からして曖昧)には
多くの場合は悪に分類されるであろう敵と、何らかの理由に基づいて戦う女性戦士が何らかのケースの窮地に陥っているシチュエーション』を指すのでしょうが、SAD的にはこの段階でジャンルとしてくくっても、余り意味が無いんじゃないかと思う訳です。

元々そうした戦うヒロイン系で和姦や純愛要素を排除した年齢制限創作物を作れば、自然と危機シチュエーションが取り込まれる事にならざるを得ない面が強く、また一口に窮地と云ってもキャラや陥ったトラブルの種類や見る側の趣向も千差万別で、まずはいかなるヒロインか、そしてピンチの種類は性的陵辱、猟奇行為、肉体破壊、流血シーンetc いかなるものか? 
経験上、多くの細分化した要素から幾つかを選択した段階からでないと、この手の話は前に進まないと思う訳です。
この分野の先進国であるアメリカでも趣向の差によって細分化されていて『Hiroine pinch』はもとより、固定ジャンルとしての共通呼称は存在しない様です。(強いて上げれば『Hiroine in trouble』あたりですが、内容的に各サイト共通のモノサシとは云い難いかと)
実際、SADの描く18禁絵は戦うヒロインが危難に直面している物が多数を占めますが、その構成要素の多くが、過去にこのコラムで皆さんが述べられた『拘り』とも被っています。

上記の理由から、今回ここではSAD自身が頻繁に描く『戦う正義の変身ヒロイン』をベースに拘る要素、感じる魅力を加えた責め・陵辱パターン中心作画について、つらつらと述べさせて頂こうかと思います。



ヒロイン陵辱絵制作基本の心得(SADの場合)


◆ 5W1Hの設定

Who 誰が
What 何を
When いつ
Where どこで
Why なぜ(どんな目的で)
How どうやって

よく文章作りで云われるアレですね。この段階で完成品の傾向は大きく分かれます。
常に全ての要素を盛り込む訳でも作画中に入れる訳でもないですが、そのヒロイン(オリジナル、版権問わず)が何故そうしたシチュエーションで陵辱を受けているのか、簡単なアウトラインを決めまする。
ある程度は決めておかないと、SADの場合は作画の最中に迷走するので。



◆『正義の変身ヒロイン』である事の確認

こうした系統の陵辱画は、凛々しい・可憐といった外観を併せ持つ強い正義のヒロインが、敗北必至の危機に陥る背徳的なギャップ表現が最大の魅力です。
正義の変身ヒロインを蹂躙(陵辱、猟奇等のジャンルを問わず)するからには、コスチューム類の全脱がしは基本的に不可。
全裸に近い状況でも第三者が一目見て彼女が正義のヒロインである事が理解出来る装具類、例としてブレスレット、ティアラ、グローブやブーツ類等を残しておく。
ヒロインの系統や世界観、シチュにも関わるので使えない事も多いですが、無力化したヒロインの武器・アイテム等もGOOD!
『変身』の要素が存在しないヒロインに関しても、同様に特定可能な要素を極力取り入れます。


細かい部分はさておき、妄想全開リョージョクバリバリの18禁絵といえど、基本的にこの二つは絶対に外さないようにしています。
変身ヒロインとしての外観・要素を保っているからこそ、悪にもヒロインにも意味(見せしめ、屈辱感等)が生じると思うので。



〔パターンA〕  





〔パターンB〕



上記2枚は基本的には同じ人物ベース画を手持ちのフリー素材上に載せ、細部を改変したものに過ぎませんが、ヒロインを取り巻く状況印象には、かなりの差異が生じていると思います。(ちなみにキャラはSADのオリジナル作品関係者で、現代日本に生きる聖魔法騎士)
パターンAはファンタジー系のコスチュームを身につけたヒロインがSF的な研究室で嬲られ。パターンBではいかにもRPG風な
牢内で、触手もどきに拘束されています。
更に股間のバイブレーターは共通でも、状態には差異が有り。
共通するのは無敵のはずの正義のヒロインが拘束されているという一点。
上はかなり簡略化した例ですが、こうした演出差が描く側、見る側の各人にとって『ヒロイン陵辱図』に感じる魅力や興奮の違いの大きな要素ではないかと思います。

 

〔パターンC〕





オマケで背景無し、加工控えめのサンプルパターン。
観るだけならSADもノープロブレムなんですが、いきなりこれだけ描くとなると結構めんどくさく感じるパターン……
何故ヒロインがそうなっているのか、前後の5W1H流れが見えないからなんですが。



まとめ


今回こうした機会を頂き、改めて戦うヒロインを主たる素材とした危難(ピンチ)全般の構図表現に関して色々と考えてみたのですが、やはりSAD的にはまず妄想を産み出すに足り、各人が理想とする確たるヒロイン像が先に有って、いわゆるピンチ画はその後に構成されるものであると再確認した思いです。
結局その次段階では、各々の拘るフェティッシュ要素や最もエクスタシーを感じるタイミングを前面に押し出さざるを得ず、手を入れるほどに共通要素は減ってゆくでしょう。
ですがこうしたヒロインへの陵辱、被虐、恥虐、その他モロモロ構図で不変の共通要素は先にも触れた
『背徳性』だと思います。
強く凛々しく、慈愛に溢れる神聖不可侵にして絶対無敵たる正義の乙女が、様々に悪辣な手法で穢され貶められる。
本来あり得ないその背徳性の魅力こそが、各人の細かい趣向やシチュエーション、呼び名や、その描写が手段なのか目的なのかといった垣根を越えて、様々な想像を産み拡げる触媒である事が、少なからず同好の士と創作物が存在する理由ではないかと感じます。

考えるほどに多くの要素や発展性が絡んできて、到底SAD程度の筆力では語り尽くす事など適いません。
強いて云えばこの分野は一本の大河ではなく、細い独立した水流が無数に集って大雑把な一定方向に流れていく様な印象でしょうか。(こうした奥深さが『ヒロピン』をはじめとする統一呼称の付けづらさにも繋がっている気もします)


SAD自身も上手くまとめられていない事を、つれづれなるままに述べさせて貰いましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
多少なりとこの分野に関心を御持ち頂く方の一助となれば幸いです。
とりとめも無い駄文を読んで下さった皆様に改めまして感謝を。特にこのような発言の場と思考機会を与えて下さった
DAI様に改めまして深く御礼を申し上げますと同時に、X-rated searchの一層のご発展をお祈り致します。





SADの個人サイトです。よろしければお出で下さいませ♪
基本はDL作品販売含む18禁有りのよろずCGサイトでっす。(各種戦うヒロイン、触手成分濃いめ)


 

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